2021年01月


80年代の全米No.1ヒットに似ていると思う
90年/91年の全米No.1ヒット。


We Didn't Start The Fire - Billy Joel→
Vogue - Madonna
事象羅列
Marilyn Monroe / Joe DiMaggio / Brando / James Dean / Princess Grace / England's got a new queen→
事象羅列ラップ
Monroe / DiMaggio / Marlon Brando / Jimmy Dean / Grace Kelly / Picture of a beauty queen

Always - Atlantic Starr→
The First Time - Surface
サビ入り方→サビ入り方
リズム→リズム
博愛感→博愛感

Heart Of Mine - Bobby Caldwell→
The First Time - Surface
イントロ→イントロ
リズム→リズム

Heart Of Mine - Bobby Caldwell→
Never Gonna Let You Down - Surface
サビ頭_Heart of mine_メロ→サビ頭_Never gonna let you down_メロ
歌い出し_One day I may_メロ→サビ_for you/love you_メロ
リズム→リズム

Girl I'm Gonna Miss You - Milli Vanilli→
One More Try - Timmy -T-
イントロ→イントロ

Please Don't Go Girl - New Kids On The Block→
Girl I'm Gonna Miss You - Milli Vanilli

イントロ→イントロ
キラキラキーボード→キラキラキーボード
I'm gonna love you, girl→Girl, I'm gonna miss you


80年代の全米No.1ヒットに似ていると思う
80年代の全米No.1ヒット。


Sweet Dreams (Are Made Of This) - Eurythmics→
When Doves Cry - Prince
単調リズム/ほぼAメロのみ (BメロもAメロに酷似) (A=サビ)→
単調リズム/Aメロのみ (A=サビ)

Every Breath You Take - The Police→
With Or Without You - U2
リズム→リズム
ベース→ベース
大サビ盛り上がり方→サビ盛り上がり方
間奏_Ooh ooh ooh ooh ooh ooh ooh/アウトロ_Ooh ooh→
間奏_Oh oh oh oh/アウトロ_Ooh ooh ooh ooh ooh
歌い出し_Every breath you take Every move you make (頭同語リピート)→
歌い出し_See the stone set in your eyes See the thorn twist in your side (頭同語リピート)
PV白黒→PV白黒気味

Invisible Sun - The Police→
Every Breath You Take - The Police→
With Or Without You - U2
リズム→リズム
ベース→ベース
Invisible Sun: Ghost In The Machine 1st
Every Breath You Take: Synchronicity 1st
With Or Without You: The Joshua Tree 1st

癖のある曲が多かったポリスとU2ゆえに、シンプルなラブ・ソングがかえって人々の心を打ち、また新たな(後に足枷となるかもしれないような)癖になったのではないかと勝手に想像します。ポリスの「見つめていたい」は結果的にラスト・アルバムからの第1弾シングルであり、U2の「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」も結果的には第1期ラスト・(オリジナル)アルバムからの第1弾シングルと言っても的外れではないかと思います。そういった後出しじゃんけんのようなディスコグラフィー的背景が、至極強引に曲そのものまでもが似ているんじゃないかと、哀しいかな、末期人間に思わせているのかもしれません。

The Flame - Cheap Trick→
I'll Be There For You - Bon Jovi
サビ頭_Wherever you go, I'll be with you→サビ頭_I'll be there for you
サビ後半_Remember, after the fire, after all the rain I will be the flame→
サビ後半_Steal the sun from the sky for you/サビ前半_When you breathe I want to be the air for you
サビ中間メロ→サビ前半メロ
チープ・トリックの「永遠の愛の炎」、ボン・ジョヴィの「アイル・ビー・ゼア・フォー・ユー」、共に間奏とエンディング部での切ないギター・サウンドが、夏の夕方しています。

Don't Let Me Down - The Beatles with Billy Preston→
I'll Be There For You - Bon Jovi
Aメロ~サビメロ→Aメロ~Aメロ2
A頭→A頭

Strawberry Fields Forever - The Beatles→
I'll Be There For You - Bon Jovi
メロトロン→メロトロン

Can't Buy Me Love - The Beatles
Yesterday - The Beatles
Get Back - The Beatles with Billy Preston→
I'll Be There For You - Bon Jovi
曲名/曲名/曲名→But I can't buy back yesterday

Norwegian Wood (This Bird Has Flown) - The Beatles→
I'll Be There For You - Bon Jovi
シタール (イントロ/間奏/アウトロ)→シタールエフェクト (イントロ/間奏/アウトロ)
Biding my time, drinking her wine→When you get drunk, I'll be the wine

Wanted Dead Or Alive - Bon Jovi→
I'll Be There For You - Bon Jovi

シタールエフェクト (イントロ/間奏/アウトロ)→
シタールエフェクト (イントロ/間奏/アウトロ)

The Flame - Cheap Trick→
Right Here Waiting - Richard Marx
サビ_Wherever you go, I'll be with you Whatever you want, I'll give it to you→
サビ_Wherever you go, whatever you do I will be right here waiting for you

Kiss - Prince And The Revolution→
Miss You Much - Janet Jackson
歌い出しメロ→歌い出しメロ
サビメロ後半畳み掛け→Bメロ後半畳み掛け
リズム→リズム
Kiss→Miss


ディオンヌ&フレンズの「愛のハーモニー」は、元々は作者であるキャロル・ベイヤー・セーガーの案でカヴァー企画され(オリジナルはロッド・スチュワート)、ディオンヌ・ワーウィック本人の案でスティービー・ワンダーとのデュエット・ソングという形を取られただけの、その後の広がりから比べれば、まだまだ小さな設計図に過ぎないものだったようです。そこにエイズ基金チャリティの話が舞い込んできて、途中からグラディス・ナイトが加わり、最終的にはエルトン・ジョンまで加わった、というのがこの一大プロジェクトにおける形成経緯となるわけなのですが、面白いことにこの「フレンズ」のアーティストたちの間には、実に奇妙な偶然性、共通点があったのです。


Part Time Love - Gladys Knight & The Pips (75/12/27 - 22)
Part-Time Love - Elton John (78/12/16 - 22)



後から加わった2人には、それぞれ同名異曲のシングル・ヒットがありました。グラディス・ナイト&ザ・ピップスの「かりそめの恋」、そしてエルトン・ジョンの「パート・タイム・ラブ」、いずれも原題は Part Time Love です(エルトンのアメリカ盤のタイトルにはハイフンが入ります)。そしてそのどちらもが最高位全米22位、また12月のことでした。


Part Time Love - Gladys Knight & The Pips (75/12/27 - 22)
Part-Time Love - Elton John (78/12/16 - 22)
Part-Time Lover - Stevie Wonder (85/11/2 - 1)



スティービー・ワンダーの「パートタイム・ラバー」のシングルが本国アメリカで発売されたのは85年8月24日、「愛のハーモニー」が同年の10月です。少なくとも85年の前半には「愛のハーモニー」が録音されていたか、フレンズのメンバーが決定していたかでない限り、この符合については辻褄が合いません。さあ、ポップに計算されたこの符合を偶然たらしめるのは、時のスティービー・ワンダーしかいません。「愛のハーモニー」は「ウイ・アー・ザ・ワールド」同様、フルタイム・ラブを歌うパートタイム・ジョブなのですから!


We Are The World - USA For Africa (85/4/13-5/4 - 1)
That's What Friends Are For - Dionne & Friends (86/1/18-2/8 - 1)



翌86年早々、「愛のハーモニー」は堂々の1位を獲得します。「ウイ・アー・ザ・ワールド」と同じく4週連続です。


That's What Friends Are For - Dionne & Friends (86/1/18-2/8 - 1)
How Will I Know - Whitney Houston (86/2/15-22 - 1)



そしてその「愛のハーモニー」の1位を奪ったのは、ディオンヌの従姉妹であるホイットニー・ヒューストンの「恋は手さぐり」でした。「すべてをあなたに」で手にした自身初の1位を数ヶ月前にスティービー・ワンダーに奪われた、今度はまるでそのお返しのようです。


Saving All My Love For You - Whitney Houston (85/10/26 - 1)
Part-Time Lover - Stevie Wonder (85/11/2 - 1)



まあ!(両手で顔を覆う)2曲とも褒められた恋ではありませんね。だからこそ人はそれらを愛し、また褒めるのかもしれません。


Maneater - Daryl Hall & John Oates (82/12/18-83/1/8 - 1)
I'm Still Standing - Elton John (83/7/9-16 - 12)



「パートタイム・ラバー」がダリル・ホールとジョン・オーツの「マンイーター」に似ているということは言われますが、エルトン・ジョンの「アイム・スティル・スタンディング」についてはあまり聞きません。時期的に難しいと思われているのでしょうか。いいえ、ノンノン人形。決してそんなことはないのです。そう思われているものに限って、制作時期がドンピシャであったりするものなのです。疑うべきはやはり「偶然」の方なのです。


愛ゆえに、オマージュ。
No.1ゆえに、諸事情。


Good Times - Chic→
Another One Bites The Dust - Queen
ベース→ベース
ギター→ギター
引用したことを強みとし、引用されたことをも強みとする、非常に平和的な例だと勝手に思います。実際のところはわかりませんが…。

I'm Ready For Love - Martha & The Vandellas→
Tell Her About It - Billy Joel
全体→全体
Aメロ、Bメロ、サビメロ、転調部、サビのタイトル連呼ほか、敢えてそっくりにならないようにしているところに、深い愛を感じます。

(I'm A) Road Runner - Jr. Walker & The All Stars→
Roll With It - Steve Winwood
全体→全体
サビ_I'm a roadrunner, baby_メロ→サビ_roll with it, baby_メロ
声質が非常に近いせいか、元の曲を知っている人であれば、サビの部分で、あれ?っと思うような、あるいはそう思わせるよう頑なに意識しているような、そんな印象を受けます。
95年のUS盤ボックスセットでは、ホランド=ドジャー=ホランドの作者クレジットが入りましたが、2017年のオリジナルアルバム再発ドイツ盤LPでは、完全復刻魂よろしく、S. Winwood/W. Jennings に戻っています。しかし同2017年のライヴ作品のクレジットには、ホランド=ドジャー=ホランドの表記がプラスチックソウルよろしく、しっかりとあります。
関係ありませんが、この曲が4週連続1位だった為に2位に甘んじたブリーズの「ハンズ・トゥ・ヘブン」の哀しみについて、年に1〜2度考えます。

Can I Get A Witness - Marvin Gaye→
Good Thing - Fine Young Cannibals
アレンジ全体→アレンジ全体
サビ_witness_メロ→サビ_Good thing_メロ
スティーヴ・ウィンウッドの「ロール・ウィズ・イット」と同じくこちらもホランド=ドジャー=ホランドものですが、歌メロが割と異なるせいか、いわゆるモータウンものとして微笑ましく見なされたのではないかと思います。この曲がシングルとして全米No.1を獲得したのは、スティーヴ・ウィンウッドのちょうど1年後にあたる、89年の7月です。デ・ラ・ソウルが「ミー・マイセルフ・アンド・アイ」で初のトップ40入りを短くも果たした月でした。

One Foot Back In Your Door - Roman Holliday→
Get Outta My Dreams, Get Into My Car - Billy Ocean
I'm a non-stop miracle I'm your man_メロ/リズム→
Your non-stop miracle I'm your man_メロ/リズム
In Your Door→Into My Car
オマージュびと、オーシャンです。ところがこの曲は元の曲同様、ジョン・マット・ラングの作(ビリー・オーシャンとは共作)プロデュースであり、つまりは作者による人力自分サンプリングということになります。「カリビアン・クィーン」に絡めた皮肉狙いなのか、はたまた自分命なのか。そのどちらであったとしても、ジョン・マット・ラングの巧妙なかくれんぼであることに変わりはないでしょう。自身のカラーが表に強く出やすい彼だからこそ、その裏もまた作りやすい、という真の職人気質を、そしてオマージュびとであるビリー・オーシャンに作者の匿名を着せてしまおうとするその愉快な子供心を、ああ神様、愛さずにはいられません。


80年代の全米No.1ヒットに似ている
80年代の全米No.1ヒット。


I Can't Go For That (No Can Do) - Daryl Hall & John Oates→
Billie Jean - Michael Jackson
イントロ→イントロ

Every Breath You Take - The Police→
Missing You - John Waite
ギターリフ→ギターリフ
歌い出し_Every breath you take→
歌い出し_Every time I think of you I always catch my breath
Since you've gone→Since you've been gone away

Message In A Bottle - The Police→
Missing You - John Waite

Message in a bottle/Sending out an SOS→And there's a message that I'm sending out

Every Time I Think Of You - The Babys→
Missing You - John Waite

歌い出し_Every time I think of you→歌い出し_Every time I think of you

Every Breath You Take - The Police→
Every Step Of The Way - John Waite

ギターリフ→ギターリフ
曲名 (Every Breath ◯ Take)→曲名 (Every Step ◯ ◯ Way)
Every step you take/Every single day→Every step of the way/Every single day

Missing You - John Waite→
Every Step Of The Way - John Waite

ギターリフ→ギターリフ
I spend my time Thinking about you And it's almost driving me wild→
I spend my time Thinkin' 'bout you constantly/It's driving me out of my mind
I hear your name in certain circles→I've been going round in circles
No matter what I might say→No matter what you say
I have no meaning→You're the meaning of success to me

Billie Jean - Michael Jackson→
Caribbean Queen (No More Love On The Run) - Billy Ocean
リズム→リズム
ベース→ベース
ストリングス→ストリングス
歌い出し_She was more like a beauty queen from a movie scene→
歌い出し_She dashed by me in painted on jeans
サビ頭曲名_Billie Jean is not my lover→サビ頭曲名_Caribbean Queen
サビ終わりメロ (one に続く最後_son)→サビ終わりメロ (one に続く最後_run)
1番A_She told me her name was Billie Jean, as she caused a scene Then every head turned with eyes that dreamed of being the one
(her name / Jean / caused / every head turned / eyes / dreamed)→
1番A_She dashed by me in painted on jeans And all heads turned cause she was the dream In the blink of an eye I knew her number and her name, yeah
(her name / jeans / cause / all heads turned / eye / dream)

Maneater - Daryl Hall + John Oates→
Part-Time Lover - Stevie Wonder
リズム→リズム
ベース→ベース
曲名 (er)→曲名 (er)
元がモータウンのリズムだろう、というツッコミまでがセットなネタです。

You Give Love A Bad Name - Bon Jovi→
Heaven Is A Place On Earth - Belinda Carlisle
ノーイントロ頭サビ→ノーイントロ頭サビ
サビ多重ヴォーカル→サビ多重ヴォーカル
サビ終わり曲名→サビ終わり曲名
サビ内ダブル + サビ終わり曲名リフレイン→サビ内ダブル + サビ終わり曲名リフレイン
間奏後落ちサビ→間奏後落ちBメロ
曲名 (6単語 A あり)→曲名 (6単語 A あり)
You Give Love A Bad Name: 86年11月29日付全米1位 (初の1位)
Heaven Is A Place On Earth: 87年12月5日付全米1位 (初の1位)←ほぼ1年後
ボン・ジョヴィの1位を奪ったのは、ソロ2度目の1位となるピーター・セテラ (エイミー・グラントとのデュエット)
ベリンダ・カーライルの1位を
奪ったのは、ワム!解散後ソロ2度目の1位となるジョージ・マイケル (ソロ初の1位はアレサ・フランクリンとのデュエット)

Heaven Is A Place On Earth - Belinda Carlisle→
Leave A Light On - Belinda Carlisle

サビ多重ヴォーカル→サビ多重ヴォーカル
間奏後落ちBメロ→間奏後落ちサビ
サビ内ダブル + サビ終わり曲名→サビ内ダブル + サビ終わり曲名
A Place On→A Light On

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